人目が気になって「自分は変だ」と気持ちが落ち着かないときの対処法

人目が気になる方は、電車の中やお店、学校や職場など日常生活で「自分は変だ」「自分は避けられている」「自分は劣っている」といった考えが心に浮かぶことがあると思います。

筆者はそういった考えと”共に”社会生活を送ることをお勧めしていますが、耐え難いと感じてとても実行は無理だという方もいらっしゃるかもしれません。何を隠そう筆者も当初はそのように感じていました。

そこで、不安な気持ちや心の苦痛と”共に”社会生活を送るうえで、どうネガティブな思考と付き合うかちょっとしたコツをお伝えしようと思います。

それは、心から距離をとる「デタッチメント」と、いまをありのままに感じる「マインドフルネス」という方法です。

  • 「デタッチメント」は、考えや感情を肯定するのでもなく、否定するのでもなく、心の中で距離を取って眺めます。優しい気持ちで(そういう考えや感情が浮かんだ自分を責めずに)スルーすることとも表現できます。
  • 「マインドフルネス」は、先の考えや感情と”共に”、自分の手の甲の感覚、指先の感覚、聞こえてくる自動車の音やカラスの鳴き声、近所のお家が作るカレーの匂いといった、”いま”感じられることをなるべく多く受け取ることです。

たとえば、電車の中で人目が気になり「自分は変だな」「避けられているな」という考えが浮かんできたとしましょう。「そういう考えが浮かんできたんだな」と、それが真実だとは断定せず、あくまでも自分の心に浮かぶ考えとして距離を持って眺めてみてください。

それが上手くいくと、座っているシートの感覚や電車のガタンゴトンという音、他の客のすました表情、靴の汚れ、かすかな香水の匂いやスマホを一生懸命に弄っている様子など、自分の考え”以外”に様々なものを感じられるようになります。

今まで不安な気持ちになると自分の考えだけで一杯だった心に余裕ができ、「自分は変」という考えと無関係なものが、周囲に山ほど溢れていることに気が付くことができるわけです。次にまた同じような不安が湧いてきても、「マインドフルネス」による相乗効果で「デタッチメント」し易くなるでしょう。「デタッチメント」と「マインフドフルネス」はちょうどコインの裏表のような一体関係ですね。

一方で、上記とは逆に、「自分は変だ」「自分は避けられている」「自分は劣っている」といった嫌な考えを頭から消そうとすると、それらは余計増大し頭の中をグルグル駆け回るようになり、唯一無二の真実のように思えてきてしまいます。(参考:考えを消そうとすると余計に増大する仕組み

この記事を読んだあなたもぜひ今日から、始めは一日に5分程度から「デタッチメント」と「マインドフルネス」を実行してみてはいかがでしょうか。