不安や苦痛と”共に”社会生活をすることで「自分で選べる」ようになる

人目が気になる方へ筆者がおススメしている「不安や心の苦痛と”共に”社会生活」を送るという方法ですが、これはただ苦しい人生を耐え忍ぶという意味ではありません。不安や心の苦痛を回避しないことで、自分で選ぶ人生が送れるようになります。(ACTの用語では体験の回避をしないと表現されます。ACTについてはこちらを参照してください:不安や心理的な苦痛と”共に”社会生活を送るという方法に医学的な裏付けはあるのか

たとえば、ツイッターで興味のある美術展を見つけたとします。今までの自分なら人目を気にしていくかどうか悩み、多くの場合行かないことを選択するでしょう。しかし、「不安や心の苦痛と”共に”社会生活を送る」自分であれば、行きたいと思ったのなら出掛けるという選択肢を選べるようになります。人目を気にするネガティブな気持ちを、行動を回避する理由にはしないからです。

これは、不安を振りきって行ってみれば、不安や心の苦痛が起きなかったという事態を期待していません。人目があるところに行くわけですから、不安や心の苦痛が引き起こされる出来事は多かれ少なかれ起きるでしょう。

大切なのは、人目が気になる自分が自分で選んだ方向(この場合は興味のある美術展に行く)に進めるようになる点です。様々な事情で引き起こされる不安や苦痛と”共に”社会生活を送る意義はここにあります。(実践するうえで有用なコツはこちらを参照してください。:人目が気になって気持ちが落ち着かないときの対処法

これを読んでいるあなたも人目を気にするがゆえに、それを回避する方法・不安な気持ちを抑える方法をずっと探し、仮に試しても上手くいかなかったのではありませんか?何かをしたくても「人目を気にする自分が治ったなら」と後回しにしてきませんでしたか?

「不安や心の苦痛は減るとは限らない」「不安や心の苦痛と”共に”社会生活を送る」という方法論は決して簡単でも平坦でもありません。しかし、人目を理由に保留していた人生を動かすことができます。自分のことは「自分で選ぶ」人生が開けてくるのです。

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